スポーツ・ビジネス 2021年度奨学生_伊藤万梨花さん【東京スポーツ・レクリエーション専門学校】

2022.12.19

東京スポーツ・レクリエーション専門学校でのインタビュー

東京スポーツ・レクリエーション専門学校でアスレティックトレーナーの養成科に通う伊藤万梨花さん。トレーナーの資格に加え、医療資格の取得に向けても日々奮闘しています。そんな頑張る彼女のモチベーションは何なのでしょうか。

マネージャーの経験が、トレーナーを目指すきっかけに

私は高校時代に、男子バレーボール部でマネージャーをしていました。激しいスポーツですから、選手たちが怪我を負うこともしばしば。試合や大会に出られず悔しがっているチームメイトの姿を目の当たりにして、彼らを「どうにかしてあげたい」という思いが強くなっていきました。そんな時に、母からスポーツトレーナーの仕事を教えてもらったのが、トレーナーを目指すようになったきっかけです。

学んだコミュニケーションの大切さ

母からの教えでもあったのですが、「謙虚さ」というのが私のモットーなんです。トレーナーって結構自分の知識や経験を押しつけてしまいがちになるんですけど、選手との信頼関係を考えると改めて謙虚さは大事だなと感じています。ただ、相手の言うことを聞くことだけが謙虚ではなくて、正しいことを伝え、相手の考えをしっかり聞く、つまりコミュニケーション力が必要なんですけど、私はかなりの人見知りなので、そこは学校の講座で、だいぶ改善されました。

多くの選手の力になるためにWスクールで資格取得を目指す

ただ、マニュアル通りに指導してくれるだけではなく、実践的な技術を多く学ぶことが出来てとても充実した学校生活を送っています。

私がこの学校を選んだのは、姉妹校(東京メディカル・スポーツ専門学校)とのWスクールで、アスレティックトレーナーの資格に加えて、柔道整復師の資格も取得できるからです。もちろん自由な時間が減るので大変ですけど、資格を取得することで、自分の手で選手のケガを治療できるようになったり、選手をサポートできる場が広がるので、今は資格取得に向けて全力で頑張っています。

身体作りからメンタルまでトータルでサポートしたい

まずはチーム、個人問わずトレーナーとして仕事をしてみたいです。だいぶ先だとは思いますが、最終的な目標は、バレーボール日本代表に帯同するトレーナになることです!ただ、実習を通して高校生のサポートにも興味を持つようになりました。実習先が高校の女子バスケットボール部で、正直最初は「大人よりも高校生の方が易しいかな」と甘く考えていたのですが、心身共に成長過程の選手を支えることの難しさを実感しました。そして、同時にそんな選手達を身体、心理面の両方で支えられるようになりたいという思いも強く持つようになりました。私が関わることで、若い選手達の可能性を広げられる、そんなトレーナーになっていきたいです!

伊藤万梨花Marika Ito

・2002年生まれ
・岐阜県出身
・気分転換は音楽を聴くこと。お気に入りは「KING GNU」
・ご褒美に食べるのは韓国フライドチキン

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