交流会 2026年度奨学生交流会
2026年8月、財団設立後5度目の奨学生交流会を開催いたしました。
全国から17名の奨学生に財団のある富山へお集まりいただきました。
例年の参加者より「富山のことが知れてよかった」「ものづくりが楽しかった」というご意見をいただき、今年度は株式会社ゴールドウインでのサコッシュ製作に加え、高岡市の株式会社能作にて鋳物製作体験を行いました。
富山のものづくりの奥深さや、高岡の伝統産業の魅力を実際に見て、触れて、感じていただく機会となりました。
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スケジュール
09:00 株式会社ゴールドウイン 集合
09:30 工場見学・縫製研修(サコッシュ制作)
12:00 ゴルフ倶楽部ゴールドウインで昼食
13:30 能作で鋳物製作体験
15:30 解散

開会式
株式会社ゴールドウインにお集り頂き、交流会がスタートしました。
富山は朝から広く晴れ、暑さの中にも清々しさを感じる一日となりました。
交流会には、富山西田育英事業の奨学生の皆さまに在籍中4年間で少なくとも1回以上ご参加いただいており、今回は17名の奨学生にお集まりいただきました。
理事長挨拶



交流会に際し、西田理事長から学生の皆さんへ温かいメッセージが送られました。
西田理事長は、学校の中だけにとどまらず、学校以外の友人とも積極的に交流し、交友関係や知見を深めてほしいと呼びかけました。さまざまな人と出会い、異なる価値観に触れることが、自分自身の成長につながるという思いが込められています。
また、自身の体験を交えながら、「好きになるきっかけ」についても語りました。スキーについては、「自分より体が大きく、運動神経の良い人よりも早く滑ることができた。それが嬉しくて、スキーが好きになった」と振り返り、得意だと感じられる経験や小さな成功体験が、物事に夢中になるきっかけになることを伝えました。
西田理事長からのメッセージには、自分なりの面白さや魅力を見つけながら、世界を広げていってほしいという願いが込められていました。
学生の皆さんにとって今回の交流会が、新たな出会いや挑戦への一歩となることが期待されます。
自己紹介



当日は、参加者同士で自己紹介を行いました。
自己紹介に先立ち、事務局長からは「自己紹介は大人になったらたくさんするから、今日は良い練習になる。1分でまとめるようにしましょう」とアドバイスがあり、参加者はそれぞれ内容を工夫しながら簡潔に自分のことを紹介しました。
ほとんどの参加者が初対面ということもあり、はじめはやや緊張した様子も見られましたが、名前や趣味、日々の過ごし方、好きな食べ物などを順に紹介していくうちに、会場の雰囲気は次第に和らいでいきました。共通点を見つけて会話が弾む場面も多く見られました。短い時間の中でも、お互いの人柄に触れることができ、参加者同士の距離がぐっと縮まった様子でした。
初対面の相手とも、ちょっとしたきっかけがあれば自然と打ち解けられる――そんなことを感じさせる、和やかで温かな交流の時間となりました。
ゴールドウイン工場見学とサコッシュ製作



開会式後、2班に分かれて工場見学とサコッシュ製作を体験しました。
ゴールドウインは、アパレル製品の製造だけでなく、研究開発、企画、販売までを自社で手がけている企業。今回は、縫製やプリントの現場、さらに研究開発施設も見学し、ものづくりへの姿勢やこだわりについて学ぶことができました。施設内には、日本代表選手に提供されたユニフォームも展示されており、実際に見て触れることで、素材や機能性への工夫をより身近に感じることができました。
サコッシュ製作では、事前に生地の色やマーキングのデザインを考え、それぞれがオリジナルの一品づくりに挑戦しました。自分で選んだ色やデザインを形にしていく工程は、ものづくりの楽しさを実感できる貴重な機会となりました。
参加者はミシンの使用経験はあるものの、工業用ミシンに触れるのは初めてという方がほとんど。スタッフの皆さんに、ミシンの使い方や縫い合わせのポイントを丁寧に教えていただきながら、真剣な表情で作業に取り組んでいました。
また、プレス機を使ったマーキング作業も体験しました。初めて扱う機械に緊張しながらも、安全面への配慮や仕組み、位置合わせのコツなどを分かりやすく説明していただき、安心して作業を進めることができました。完成したサコッシュは世界に一つだけの特別な作品となりました。







昼食
昼食は、ゴルフ俱楽部ゴールドウインでいただきました。
この日の昼食は、旬を感じる食材を取り入れたお弁当。彩り豊かで季節感のある献立に、参加者たちも会話を楽しみながら食事を味わっていました。
参加者は全員学生ということもあり、会話も自然と弾み、和やかなひとときとなりました。食事が進むにつれて緊張も少しずつほぐれ、隣同士で専攻や部活動、映画、音楽、サークル活動、授業のことなど話題は尽きず、初対面同士でも自然と打ち解ける様子が見られました。




歴史と産業のまち高岡
高岡市は富山県西部に位置し、古くから鋳物をはじめとする金属加工技術で発展してきた、ものづくりのまちです。伝統産業と歴史文化が今も大切に受け継がれており、地域の特色ある産業にふれることができます。今回は高岡の代表的なものづくりの一つである鋳物鋳造体験を通して、その技術や魅力を学びました。
能作にて鋳物鋳造体験
今年は、能作にてぐい呑み、または小皿の製作体験を行いました。
富山県内でも有名な「能作」での鋳物鋳造体験…全員知ってはいるものの、体験は初めてという方が多数。高岡のものづくりを代表する鋳物の技術にふれながら、自分だけの作品づくりに挑戦できる貴重な機会となりました。
体験では、実際に製品になるまでの流れと同じ方法を用いて製作を行いました。ぐい呑みと小皿それぞれの形や仕上がりを思い描きながら、スタッフの方の丁寧な指導のもとで作業に取り組みました。初めての体験に緊張した様子も見られましたが、工程が進むにつれて次第に表情もやわらぎ、完成に近づいていく作品を楽しそうに見つめる姿が印象的でした。







自分の手で仕上げた作品には、一つひとつ異なる個性があり、出来上がったぐい呑みや小皿は特別な思い出の品となりました。
交流会はこれをもって終了。
長いようで短いあっという間の交流会。
凍らせてキンキンに冷えたゼリーを飲みながら、各自帰路につきました。
今回の交流会でのたくさんの体験を通し、富山の魅力を再発見いただけたなら幸いです。
交流会は毎年1回富山県での開催を予定しております。何度でもご参加いただけますので、まだ参加していない方はもちろん、今年参加した方もぜひ来年ご参加ください。
奨学生の皆様、来年もお楽しみに!
2026年度奨学生交流会
2026/8/26
株式会社ゴールドウイン
ゴルフ倶楽部ゴールドウイン
能作